算額見学に行ってきました!(梁川校舎)
10月28日(月)、数学Aと歴史総合のコラボ校外学習ということで、梁川八幡神社に算額見学に行ってきました。
算額とは、絵馬や額に和算(江戸時代に発達した日本独自の数学)の問題や解法を記して神社に奉納したもので、この梁川町にも庭渡神社や梁川粟野地蔵尊などに7点奉納されていたようです(現存するものは5点)。梁川八幡神社には江戸時代に奉納された算額が2点残っており、市町村指定重要有形民俗文化財に指定されています。
事前学習で、和算の歴史や算額奉納、福島県の和算について学習し、梁川八幡神社の算額の問題もどういうものか予め見ていきました。問題も解法も全て漢文で書かれているので、難しく、よくわからないところもありましたが、現存する200年前から伝わる本物の算額に生徒は皆、何か感じるものがあったようです。
禰宜の方より、梁川八幡神社について伺いました。 ここ梁川八幡神社は伊達政宗が16歳の時に、戦勝祈願のため参詣したそうです。 |
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皆、歴史を感じさせる算額に見入ってしまいました。 |
文化財に指定されており、レプリカが千葉県の 国立歴史民俗博物館にも保管されています。 |
もう1つの算額も江戸時代のものです。 | どうやって円や楕円を書いたのか疑問も生まれてきました。 |
帰りはもう1つの氏神様である天神社にも立ち寄りました。
この天神社は、学問の神様・菅原道真公を祀っている神社です。 | |
撫牛の頭を撫でると知恵がつくと言われています。 |
この校外学習を通して、梁川町がその昔、城下町として栄え、実用の域を超え娯楽として和算を楽しんでいた人たちがいるということを実感でき、貴重な時間となりました。